JFA 8人制サッカー競技規則 (2004.09.22 改正版) |
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◆ルールの基本的考え方 |
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1:審判1人制を採用する事により、選手のフェアープレー精神を養う |
2:審判員を信頼し、判定に対して不平不満を表さない |
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3:審判員の決定に従いつつ、ラインアウトについてはプレーヤーから申告するフェアな姿勢を養う |
4:指導者や保護者などの、大人のフェアプレー精神も養う |
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◆審判員の試合運営上の留意点(共通理解) |
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1:1人制であることから、よく動き、よい位置取りを心がけて説得力ある判定を目指す |
2:オフサイドの判定については、主審の見解で明確な場合のみを罰し、原則的 |
に「疑わしきは罰せず」の考え方をとる |
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3:スローインについては、ファールスローなどの違反を探すのではなく、明らかな場合のみを罰し、指導も行う |
4:フェアープレーの精神、良いマナーを養う目的から判定に対して他の人に対しての言動にも注意を払い、指導していく |
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◆ルールについて:8人制の主旨を徹底させるためにのみ必要な変更を行う |
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第1条 競技のフィールド |
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1:全日本少年サッカー大会に準じる。ただし、フィールドの大きさは、通常のフィールド半分の大きさを推奨する |
(1)マークなどの長さ、ゴールの大きさは次のとおり |
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・ペナルティーエリアの縦:12m |
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・ペナルティーマーク:8m |
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・ペナルティーアークの半径:7m |
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・ゴールエリアの縦:4m |
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・センターサークルの半径:7m |
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・ゴールの大きさ:5m×2m |
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第2条 ボール |
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(1)少年用の4号球 |
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第3条 競技者の数 |
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(1)8人(内一人はゴールキーパー)とする |
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(2)交代要員の数は競技会規定で定める |
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*目安は4人から6人 |
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(3)交代は「自由な交代」とする |
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第4条 競技者の用具 |
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(1)変更なし |
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第5条 主審 |
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■グリーンカード制度が導入されている大会においては、主審はグリーンカードを示すことができる |
ンカードを示すことができる |
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(1)主審1人制とする |
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(2)予備審判員1名を指名する |
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・記録、交替管理、3分間時計(一時退場・退席) |
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・主審負傷の場合交替可 |
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第6条 副審 |
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(1)副審は配置しない |
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第7条 試合時間 |
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(1)競技会規定により定める(プレーヤーの年齢に応じて設定する) |
※目安は10分〜15分ハーフ、ハーフタイムのインターバル5分 |
(2)延長は3分ハーフ(Vゴールなし) |
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(3)PK方式は3人ずつ |
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第8条〜第11条 変更なし |
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第12条 反則と不正行為 |
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(1)退場(R)は退場処分に加えて相手チームにPKを与える(インプレー、アウトオブプレーに係らず) |
・退場の場合、該当チームは交代要員の中から競技者を補充する |
・再開はPKの結果による(キックオフ、GK、CK、プレー続行) |
・ベンチ役員:コーチングは監督のみ可 |
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【ベンチ役員の退席】 |
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・ベンチからのコーチングは監督のみ可とする。 |
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・ベンチにいる役員(監督、コーチ、スタッフ等)が、判定に対して異議を唱えたり、 |
選手に対して罵声などネガティブなコーチングを行ない、主審から一度注意を受けた後、 |
再度何れかの役員が同様な行為をした場合は、主審の判断により、 |
その役員を退席処分とし、それ以降のベンチからのコーチングは、不可とする。 |
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■警告Yの3分間退場を廃止 |
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第13条 フリーキック |
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(1)相手競技者は7m以上ボールから離れる |
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第14条〜第16条 変更なし |
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第17条 コーナーキック |
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(1)ボールがインプレーになるまで相手競技者は7m以上離れる |
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選手交代方法の変更(追加新ルール) |
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(1)GK以外の交代は、インプレー・アウトプレーに関わらずハーフウエイラインから3mのエリアから交代できる |
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◆グリーンカード制度について |
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グリーンカード制度の積極的導入に関して |
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はじめに |
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サッカーは人生の学校です。この素晴らしいゲームは、楽しいばかりでなく、感情を呼び起こすものです。 |
負けた時には悲しみと涙、勝ったときには歓びと祝祭。 |
サッカーは教師です。サッカーは少年少女に人生の徳と価値を学ぶ機会を与えます。 |
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・チームとしてともに努力すること |
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・フィールド上で互いに助け合うこと |
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・常にフェアプレーを示すこと |
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・良いスポーツマンシップを示すこと |
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・怪我をした者を助け共感を示すこと |
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・敗者も勝者も称えること |
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・対戦相手、チームオフィシャル、レフェリーに敬意を払うこと |
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これらの価値感は全て家庭や共同体のメンバーの中での日常の生活にもあてはまるものです。 |
サッカーは、プレーヤーの身体面、社会面、心理面の要素の発達を助けます。 |
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ゲーム |
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世界中で毎日ひっきりなしに、無数の試合がプレーされています。その大多数は楽しみのためのものです。 |
レフェリーは、試合のルールの守り手です。レフェリーは、ルールが尊重され全員がゲームを楽しめるようにします。 |
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イエローカード、レッドカード |
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これまでレフェリーは、イエローカードとレッドカードを使って、その行為がルールに違反しているということを |
プレーヤーに伝えることを役割として与えられていました。 |
これらのカードは、ある特定のネガティブなアクションが、フェアではなく、許されないということ、 |
を説明するために示されるものである。 |
レフェリーはそれらを示し、フィールド上で22名のプレーヤー全員に対しフェアとなるようにしなくてはなりません。 |
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ポジティブな教育 |
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こどもたちがサッカーを始めたときから、我々は彼等にスキルを教えるとともに、 「してはいけないこと」も教えます。 |
時として、トレーニングや試合でしてはいけないことの方に注意が払われることが見受けられますが、 |
彼らがポジティブなことをしたら賞賛や感謝を示すべきです。 |
これが、グリーンカードの背景にある考え方です。グリーンカードの意味は以下の通りです。 |
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・それは良いアクションである。その調子で続けなさい。 |
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・ポジティブなアクションを再確認・再強化する。 |
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・ポジティブな教育である。 |
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・認め、感謝し、もっとやるよう励ます。 |
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・他の人が見本とすべき手本である。 |
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・ファンやオフィシャルもあなたのアクションを認め評価している。 |
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グリーンカードはどのようなときに提示するのか |
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レフェリーは、グリーンカードを示すのに、プレーを止める必要はありません。 |
ボールがプレーエリアから出たら、あるいはその他の理由でプレーが止まったら、すぐにカードを出せばよいのです。 |
レフェリーは、プレーヤーのポジティブな行為を認めるしるしとして、ポジティブなジェスチャーを示すことが奨励されます。 |
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以下は、グリーンカードを出す状況の例です。 |
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・怪我をした選手への思いやり |
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・意図していないファウルプレーの際の謝罪や握手 |
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・自己申告(ボールが境界線を出たとき:スローイン、CK、GK、ゴール) |
・問題となる行動を起こしそうな味方選手を制静止する行為 |
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・チーム(オフィシャルを含む)が試合全体を通し、警告も退場も受けず、ポジティブな態度を示す。 |
(レフェリーは試合終了の笛を吹く際に、チームベンチティブな態度を示す。 |
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JFAは、U−12(4種)年代の試合において、グリーンカードの積極的活用を奨励します。 |
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